ChatGPT(チャットGPT)とは。
ChatGPTとはAIを利用したチャットボット。
チャットGPTは、質問に答える形式で文章を作るAIサービスです。
2023年の1月には、ユーザー数が1億人を突破していて、今、最も注目されているAIサービスと言っても過言ではありません。アメリカのOpenAI社のウェブサービスで、OpenAI社は非営利法人の人工知能研究所です。
ChatGPT(チャットGPT)とは | 文章で質問に答えるAI。 |
できること | 質問に回答する。小論文の作成、小説や詩の創作、プログラミングコードの作成など。 |
無料で使えるか | 基本機能は無料。有料版だとレスポンスがスムーズ、ピーク時にも通常速度を保持、最新版が使える。 |
使い方(始め方) | 公式サイトからユーザー登録(メールアドレスと電話番号が必要) |
ユーザーが1億人突破。それも尋常ではない速度で。
2022年の11月に公開されたウェブサービスが、2023年の1月にはユーザー数が1億人を突破したとのことです。1億人ユーザーの獲得は、TikTokでは9カ月、Instagramは2年半掛かった模様。
注目度の高いウェブサービスの拡散が、『早くなっている』点が見逃せないポイントです。
あらゆる媒体を通して、沢山の人間が便利なツールを知る機会が増えたことと、トレンド情報が価値を持つ時代になり、「先ずは使ってみたい」というユーザーが増えていると考えられます。
そのユーザーニーズたちに対して、「無料で使えるサービス」はアクセスしやすいもので、ユーザーが集まることは更に大きな発展へと繋がりそうです。
ChatGPTでできること。
「対話形式でオリジナル文章を作る。」
ChatGPTでは、AIとの対話が可能です。この『会話』が、とても大きな意味を持ちます。
複雑な税金の質問に対する解決策を応えることもでき、難易度の高い専門試験にも高得点が取れるようです。
また、○×ゲームができたり、プログラミングを書いたり、小説や詩といった創作をすことが可能です。
差別的な発言を避けるようなコンプライアンスに準じる機能があることもAIとの会話をするうえで、「AIの使いづらさ」を払拭していくものとなりそうです。
ChatGPTの説明で良く耳にする言葉が「次世代大規模言語モデル」です。次世代大規模言語モデルとは、膨大なテキストデータを事前に学習することで、要約や創作、翻訳といった対話を、より高度に幅広くスムーズに行えるようにするAIの形式のことです。
使い方次第で可能性が広がる。
『作り方』や、『解決の方法』を問うとそれに応えてくれるAIチャット。手間が省けるが、「膨大なデータの中から、答えを導くこと」の価値が失われてしまうのではないか、という声も聞かれます。
アメリカの学生がオンラインで答えを見つけてしまい、問題解決能力や批判的思考能力が育たないのではないか、という危惧からChatGDPの利用を制限する動きもあるようです。
もちろん、AIの回答には、まだまだチンプンカンプンなものも存在し、完璧なものではありません。そのなかで、有益なものや便利なものもあるでしょう。ひとつ言えるのは、質問をするのを考えるのは人間であり、コンピューターからの回答について考えて判断するのも、人間だということです。
可能性を広げ、安全性を保っていくのは、私たち次第と言えます。
チャットGPTは無料で使える。
ChatGPTは基本無料です。有料版のChatGPT Plusとは。
ChatGPTは基本サービスが無料で使えるようになっています。ただし、有料版にアップグレードすることができ、さらにクオリティの高いAI体験ができるようになっています。
利用者が多く、負荷が高いため、応答が遅くなることもしばしば。
有料版の「ChatGPT Plus」にすると、
・ピーク時にも通常速度を保つ
・高速なレスポンス
・新機能の先行利用
・GPT-4が使える
が可能になるということです。月々支払いのサブスクリプションとなっていて、月々20ドル(2400円くらい)で利用できます。
仕事に役立てているヒトは有料版のほうが使いやすそうです。
ただ、無料でも使えるので、一度試してみると良いかもしれません。
有料版では、チャットAIの中身も、通常版のGPT-3.5より進化したGPT-4バージョンの使用が可能になり、AIがもっと賢くなります。
基本無料なので、AIに興味のあるユーザーが使ってみたくなるのが必定。
「どの程度のことができるの?」
「オモシロい返答がでるのでは?」
興味津々で使ってみると楽しそうです。誰でも気軽に登録するだけで使えるようになるので、お試しは簡単にできます。
気を付けるべき点があるとすると、質問した内容はopenAI社のデータに記録されていくので、個人情報の取り扱いには注意が必要です。
試しにビジネス課題を質問してみたり、ウェブサイトの文章を作成してみたりすると、興味深いものができあがるかもしれませんね。
GPT-4は2023年3月の最新版。
GPT-4は最新のバージョンで、有料版でのみ使用できる。
GPT-4が2023年3月にリリースされました。事前学習したデータ量が既存のバージョンより多く、知識量が膨大でよりスムーズな会話ができるようです。例をあげると、アメリカ司法試験を解かせたところ、GPT-3.5では下位10%の成績だったものが、GPT-4では上位10%に入る回答ができるようになったとのこと。大学卒業以上の人工知能、ということでしょう。
テキストだけでなく、画像、音、動画にも入力対応できるようになり、複数の形式に対応でき幅広く活用できるようになりました。
「更に賢くなった」部分が一番。
有料版では、混雑状況でも通常速度を維持したり、といった機能もありますが、賢くなったGPT-4が使えるという部分が一番気になるところではないでしょうか。
AIが発達すればするほど、ビジネスや生活に関わる影響が強くなると考えられ、沢山のヒトが注目しています。
『オンラインで問題の答えがすぐにでる』、『論文や記事作成』、『プログラミングが書ける』、これらの精度が上がれば上がるほど、ビジネスへの影響もでてくることでしょう。
AIの精度の向上は、今後も注目が必要です。
ChatGPTの使い方(始め方)。
ChatGPTを始めるには公式サイトからのみ。
公式サイトにアクセスし、そこでユーザー登録をすると使えるようになります。
https://openai.com/blog/chatgpt/
スマホアプリなどは在りませんので、似たような名称のものには注意が必要です。
公式サイトは上のようなサイトで、黄色い枠で囲んだ「Try ChatGPT」という部分をクリックする次のような画面に進むので、
「Sign up」からユーザー登録ができます。
ユーザー登録に必要なのは、メールアドレスと電話番号のみです。
登録ができたらログインして、AIに対して質問を入力すると、返答してくれます。
日本語はそのままで対応
初期設定で、日本語入力に対応しています。
気を付けた方が良い点としては、ブラウザ(筆者が試したのはchrome)の翻訳機能をONにしておくと、エラーが発生することがある、ということ。