ストーリーテリングと3つのフレームワーク

ストーリーテリングと3つのフレームワーク

ストーリーテリングとは?

ストーリーテリングとは、自社で提供している商品やサービス、ブランドについての物語を作り、それを顧客に発信することです。単なる商品に関する仕様やスペックを伝えるだけでなく、ストーリーを理解してもらうことで顧客の理解や共感を得るのが目的です。ここで言うストーリーとは、商品が誕生したいきさつや、開発や販売に携わった社員の努力、商品に使われている素材やアイディアが生まれた背景などを指します。こうして、顧客は商品そのものについてよく知ることができて、商品やブランドのファンとなるのです。

ストーリーテリングはブランディング戦略で用いられる手法であり、顧客が購買意欲を高めるだけでなく、リピーターとなるよう促す効果があります。また、ブランドそのものに愛着を持つようになりますので、既存商品だけでなく、これから発売される新商品についてもすぐに購入してくれる可能性が高まります。

こうしたストーリーテリングは、自社のコーポレートサイトやブランドサイトといったWEB上で展開します。同時に、SNSを利用して発信する企業も増えています。シンプルかつ魅力的な動画や画像を提供することで、広く拡散されるようになり強いマーケティング効果を生むからです。

チャレンジプロットの構成

チャレンジプロットというのは、弱者が強者に対して対抗したり打ち勝ちたいという動機でチャレンジをするというストーリーの筋を描くものです。こうしたストーリーは、弱者である主人公が努力をして、最終的に勝利を収めるという構図になり、多くの人に共感を生みやすいのが特徴です。

また、スタートアップ企業が新たに市場に参入する時に、チャレンジプロットはまさに自分たちの状況と重ね合わせられる状況となります。そのため、新規参入者という本来であればデメリットとなる点を、逆にメリットとして強調して顧客の共感を得ることができるのです。

クリエイティブティプロットの構成

クリエイティビティブプロットとは、今までにない斬新で画期的なアイディアを活かして、新しい商品やサービスを生み出すというストーリーの構成です。多くの場合、創業者や新たに採用したデザイナーなどが、この役割を果たしてストーリーの主人公となります。このプロットを発信することによって、従来の商品との違いがあり、いかに画期的なものであるかを自然とアピールできます。また、すでに競合他社が参入している市場であっても、自社が開発したり先駆け的な存在であったりすることを知らせて、優位性を持てるようになります。

コネクションプロットの構成

コネクションプロットとは、企業と人、企業と社会といったつながりを重視したストーリーを展開していくことを指します。たとえば、自社で行っている生産活動によって、地元の特産品を活用することができ社会貢献ができているといった形です。この手法を用いることで、商品そのものだけでなく企業への信頼度を高められます。また、たとえ同じ品質の商品であっても、なんらかの貢献をしているという付加価値が生まれますので、顧客の選択を促しやすくなります。