ZOHOとは
ZOHOとは、インドを拠点にグローバルに展開するIT企業です。さまざまなクラウドベースのビジネスソフトウェアを提供しています。
同社の製品ラインナップは非常に多岐にわたり、CRM(顧客関係管理)システムから会計ソフト、プロジェクト管理ツール、メールと連携したコラボレーションツールまで、企業が日常的に必要とする、ほぼすべてのビジネスアプリケーションをカバーしていると言っても過言ではないでしょう。
できること
ZOHOでは、事業の成長と運営に必要な各種のツールを一元的に利用することが可能です。それぞれのツールは個別に使用することができますが、ほかのZOHOのアプリケーションと連携して使用することで、さらに強力なビジネスツールとなります。
たとえば、ZOHO CRMは顧客情報を一元管理し、マーケティングから営業、カスタマーサポートまでの一連の顧客接点を管理できます。ZOHO Booksは、中小企業の会計処理の効率化が可能です。
ZOHO Projectsは、プロジェクト管理を一元化して進捗状況をリアルタイムで把握します。そのほか、ZOHO MailやZOHO Docsなどのコラボレーションツールを利用することで、チーム間のコミュニケーションと情報共有を円滑にするなど、多彩な機能が使えます。
会社
ZOHO Corporationは、1996年に創業されたインドのソフトウェア開発会社です。同社はSoftware as a Service(SaaS)の提供者として知られ、その製品ラインナップは50以上の統合アプリケーションに及びます。全世界数十万人にも上るユーザーに対してサービスを提供し、中小企業から大規模な企業まで、幅広い規模のビジネスで採用されている状況です。
一貫した研究開発への投資により、ZOHOは絶えず新しい製品を市場に投入し、既存製品の改良を続けています。これにより、ユーザーは常に最新の技術と革新的な機能を利用することが可能です。
また、ZOHOは顧客のプライバシーを深く尊重する姿勢をとっています。同社は「情報はすべての人に平等にアクセス可能であるべきだ」と考えており、この考え方を製品設計とビジネスモデルに反映しているのです。
たとえば、ZOHOは広告を一切使用していません。それゆえ、顧客データを追跡して利益を得るという一般的なビジネスモデルも採用していません。むしろ、顧客が満足する価値あるソフトウェアを提供し、それによって収益を上げるという伝統的なビジネスモデルを採用している企業です。同社は自身のプライバシーを重視すると同様に、顧客も自身のプライバシーを重視すると考え、この理念がすべての製品とサービスに反映されています。
さらに、社会的な取り組みにも力を入れており、ITリテラシーの向上や貧困層への雇用創出などの社会貢献活動を行っています。
ZOHOは、企業のビジネスプロセスを一元化し、効率的かつ円滑に運営するためのパートナーとして、今後も多くの企業にとって重要な存在となっていくでしょう。